テオフラストス石(読み)テオフラストスせき

最新 地学事典 「テオフラストス石」の解説

テオフラストスせき
テオフラストス石

theophrastite

化学組成Ni(OH)2の水滑石族の鉱物。三方晶系,空間群, 格子定数a0.3131nm, c0.4608,単位格子中に1分子含む。酸に可溶。ガラス光沢を有し,色はエメラルドグリーンか半透明。モース硬度3.5, 比重4.00。一軸性正,屈折率ω・ε1.759~1.760。この鉱物は最初に北部ギリシアのバーミヨン地域で,磁鉄鉱-クロム鉄鉱の鉱石の空隙や割れ目の中にニッケルを含んだ蛇紋石,緑泥石,方解石やベスブ石とともに小さな結晶として発見。名称はギリシアの最初の鉱物学者,Theophrastos(BC372〜287)にちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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