テトラヒドリドアルミン酸リチウム(読み)テトラヒドリドアルミンサンリチウム

化学辞典 第2版 の解説

テトラヒドリドアルミン酸リチウム
テトラヒドリドアルミンサンリチウム
lithium tetrahydridoaluminate

Li[AlH4](37.96).水素化アルミニウムリチウムともいう.水素化リチウム LiHと塩化アルミニウムAl2Cl6とをエーテルジオキサンのような有機溶媒中で反応させると得られる.白色の不揮発性結晶.四面体の [AlH4] の間に Li が入っている構造.120 ℃ 以下で安定である.エーテル類に可溶.有力な還元剤として,無機,有機のいずれの分野にも重要である.[CAS 16853-85-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のテトラヒドリドアルミン酸リチウムの言及

【水素化アルミニウムリチウム】より

…化学式LiAlH4。正しくはテトラヒドリドアルミン酸リチウムという。白色結晶性固体。…

※「テトラヒドリドアルミン酸リチウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android