最新 地学事典 「テラロッサ様土」の解説
テラロッサようど
テラロッサ様土
terra rossa-like soil
テラロッサに類似した土壌。南西諸島の隆起サンゴ礁からなる高位段丘面上に分布(永塚鎮男,1983)。塩基飽和度はテラロッサより低く,粘土皮膜が発達し,粘土の下方への移動が激しい。ゲーサイトの結晶度は高いが,赤鉄鉱の結晶度は低く不明瞭。テラロッサ様土は,熟成することによって塩基の溶脱が進行,酸性の赤黄色土へ移行。テラロッサとテラロッサ様土の土壌特性の違いは,明瞭な乾季をもたない日本のモンスーン気候と,3~6ヵ月に及ぶ乾燥した夏をもつ地中海性気候の差によるところが大きい。
執筆者:漆原 和子
参照項目:テラロッサ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

