( 1 )江戸期には、洒落本、人情本などに遊里の女性語として多用されている。また、中流商家町人の間では、助詞を介して「他所(ほか)のことではありませんが」のような言い方もされた。
( 2 )一方、江戸期の漢籍国字解などで多用されていた「である」が洋学者により蘭書の訳文へ採用され、その会話態として、肯定形「ます」、否定形「ません」を付けて「であります」「でありません」が発生した。
( 3 ) ( 1 )や( 2 )が相互に影響しあって、明治期に盛んに使われるようになったと考えられる。口頭語では軍隊言葉、演説言葉で用いられ、文章語ではこれを用いた文体が「であります調」といわれる。
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...