ディニクチス(その他表記)Dinichthys

改訂新版 世界大百科事典 「ディニクチス」の意味・わかりやすい解説

ディニクチス
Dinichthys

古生代に生息していた大型の魚で,板皮綱Placodermiに属する。古い教科書や参考書に掲載されている有名なディニクチスは,最近ダンクルオステウスDunkleosteusという属名に変更された。頭部と胸部は厚い頑丈な骨板で覆われている。あごには本当の歯がなく,顎骨板がなたのような形になって歯のような役目を果たしている。頭部と胸部の装甲は左右で関節していて動くようになっている。体の後半は骨板で覆われていない。日本からは発見されていない。
→板皮類
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関連語 上野 荻野

最新 地学事典 「ディニクチス」の解説

ディニクチス

学◆Dinictis

食肉目ネコ亜目の絶滅科であるニムラブス科の属。始新世後期~中新世前期(3,400万~2,000万年前),北米に生息。体長1mほどで脚は短い。肉を切るのに適した長めの上顎犬歯をもち,下顎にはその犬歯をおさめる鞘のような構造が発達している。爪の出し入れはネコのようになっておらず不完全。また現生ネコ類のような指行性ではなく,蹠行性であった。

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