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板皮類 ばんぴるい Placodermi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

板皮類
ばんぴるい
Placodermi

脊椎動物門板皮魚綱に属する絶滅魚の仲間。胴甲目,節頸目など6目に分けられる。甲板に包まれた魚類で,シルル紀に出現,デボン紀に栄え,ペルム紀に絶滅した。

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デジタル大辞泉の解説

ばんぴ‐るい【板皮類】

シルル紀に出現し、石炭紀に絶滅した原始的な魚類。体の大部分が硬い骨板で覆われているので、甲冑魚(かっちゅうぎょ)ともよばれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ばんぴるい【板皮類 placoderm】

魚類上綱の1綱Placodermiで,古生代シルル紀の後期から石炭紀の初期にかけて生息した(イラスト)。頭部と胸部は厚い装甲に覆われ,頭甲と胸甲は左右で関節していた。軟骨魚類硬骨魚類見られるような歯をもたず,顎骨板が露出して,なたのような形をしており,これで獲物をかみ切ったと思われる。板皮類はほとんどが肉食性で,その代表的なものは節頸類(コッコステウス目)である。全長数mに達したと思われるダンクルオステウスDunkleosteusが有名である(昔はディニクチスとされていた)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

板皮類
ばんぴるい
[学]Placodermi

脊索(せきさく)動物門Chordata、脊椎(せきつい)動物亜門Vertebrataあるいは頭蓋(とうがい)亜門Craniata、顎口(がっこう)上綱Gnathostomataに属する化石魚類の総称。あごをもった魚類としてもっとも古く、古生代上シルル紀からデボン紀にかけて出現し、デボン紀から石炭紀に栄え、2億8000万年余り前のペルム紀(二畳紀)に滅亡した。デボン紀の中ごろまでは淡水で生活をしていたが、その後は海洋へも進出した。しかしデボン紀の終わりごろ、急に軟骨魚類にとってかわった。体は底生生活に適応し、縦扁(じゅうへん)したものが多い。外敵から身を守るため、体の前半部または大部分が頑丈な骨板で包まれており、尾びれや背びれ、臀(しり)びれのほかに、未発達ながら胸びれや腹びれをもつようになった。
 この類の化石はほとんど全世界から発見されている。いくつかのグループがあるが、アースロディラ目Arthrodiriformesはその代表的なグループの一つである。体は側扁し、大きさ6メートル、ネクトン(遊泳生物)などを食べる肉食性で、あごの骨は強く、口の中に何枚かの歯板がある。また、世界各地に生息したアンチアーチャ目Antiarchiformesは、鰓孔(さいこう)が1個で鰓蓋(さいがい)があり、翼のように長く突き出た胸びれをもっていた。また、外形や内部の骨格がギンザメを含むサメ類に似たものもある。この類は系統的にすべての高位の顎口類(軟骨魚類、棘魚(きょくぎょ)類、硬骨魚類)と姉妹関係にあるとする説がある一方、軟骨魚類だけと、あるいは硬骨魚類だけと姉妹関係にあるとする説もある。堅い骨板で包まれた謎(なぞ)の多い原始魚である。[落合 明・尼岡邦夫]

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世界大百科事典内の板皮類の言及

【甲】より

…この骨板の表面を現在のサメの体表のように,歯と同様のものが覆いつくしている種類があった。 無顎類より遅れて現れた板皮類というグループでは,頭部が堅固な骨格をもっていた上,肩から胸にあたる部分ががんじょうな骨板に覆われ甲のようになっていたが,その実態は十分明らかでない。これらの原始魚類の内骨格は軟骨性であったらしい。…

【脊椎動物】より

…残りのものはすべてあごと対鰭(または四肢)を獲得した顎口類Gnathostomataに属し,オルドビス紀中期に無顎類から分かれたと推定されている。この類で最古のものはシルル紀後期に現れ二畳紀まで栄えた板皮類(綱)Placodermiで,これから最初に分かれた(オルドビス紀後期)のが軟骨魚類Chondrichthyesと推定されているが,これの化石は,やはり板皮綱から分かれデボン紀前期に現れた硬骨魚類Osteichthyesよりも後のデボン紀中期にならないと姿を見せない。硬骨を獲得した硬骨魚綱の中の総鰭類(亜綱)Crossopterygiiから分かれ,四肢と肺を獲得した両生類Amphibiaはデボン紀から石炭紀への移行期,両生綱から分かれ羊膜を獲得した爬虫類Reptiliaは石炭紀後期,爬虫類の祖竜亜綱Archosauriaから分かれ羽毛を獲得した鳥類Avesはジュラ紀前期,同じく爬虫綱の単弓亜綱Synapsidaから分かれ毛と乳腺および3個の中耳小骨を獲得した哺乳類Mammaliaは三畳紀後期に現れている。…

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