20世紀西洋人名事典 「デイヴィッドガーネット」の解説
デイヴィッド ガーネット
David Garnett
1892.3.9 - ?
英国の小説家。
批評家エドワードを父に、ロシア文学翻訳家を母に持ち、文学的名家に生まれる。第一次大戦中は良心的反戦論者として負傷者救助活動をし、戦後はソーホー区で書店を開き、後にルーパート・ハート・デイヴィス出版社重役になる。1922年小説「狐になった夫人」で文壇デビューし、二つの文学賞を受賞する。奇抜さとユーモアを駆使し、幻想味あふれる作風を築く。他の作品に「動物園の男」(’24年)、「愛のすがた」(’55年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報