20世紀西洋人名事典 「デニス・P.バーキット」の解説
デニス・P. バーキット
Denis Parsons Burkitt
1911.2.28 -
英国の外科医。
ロンドン王立協会会員。
エニスキレン(北アイルランド)生まれ。
ダブリン大で工学を学んだが、後医学に転向。外科医として陸軍に勤務。1938年エディンバラの王立外科医師会会員。’46年植民地関係の仕事に従事。’57年顔や顎に腫瘍をつくるリンパ腫の子供に出合い、この病気の発生に関する地理学的相関調査のため、ウィリアムズ等2人の医師と1万5000キロにおよぶ旅行を行なった。地理学的病理学という比較的新しい分野におけるこの研究は高い評価を受け、’72年ロンドン王立協会会員に選ばれた。又食物中の繊維の重要性を強調したことでも知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報