デュ・ブーシェ(その他表記)Du Bouchet, André

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュ・ブーシェ」の意味・わかりやすい解説

デュ・ブーシェ
Du Bouchet, André

[生]1924. パリ
[没]2001.4.19. ドローム
フランスの詩人言語と現実との乖離 (かいり) を最も先鋭に意識した作品を書く。したがってその詩は連続性をもたず,凝縮された断片的詩句によって構成され,空白も言語の不可能性を表現する重要な手段となる。詩集『空白の暑熱なかで』 Dans la chaleur vacante (1960) ,『太陽はどこ』 Où le soleil (1969) ,『不整合』L'Incohérence (1979) など。

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