デュ・ブーシェ(その他表記)Du Bouchet, André

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュ・ブーシェ」の意味・わかりやすい解説

デュ・ブーシェ
Du Bouchet, André

[生]1924. パリ
[没]2001.4.19. ドローム
フランスの詩人言語と現実との乖離 (かいり) を最も先鋭に意識した作品を書く。したがってその詩は連続性をもたず,凝縮された断片的詩句によって構成され,空白も言語の不可能性を表現する重要な手段となる。詩集『空白の暑熱なかで』 Dans la chaleur vacante (1960) ,『太陽はどこ』 Où le soleil (1969) ,『不整合』L'Incohérence (1979) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む