現代外国人名録2016 「デービッドバーン」の解説
デービッド バーン
David Byrne
- 職業・肩書
- ロック歌手,ギタリスト,映画監督,写真家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1952年5月14日
- 出生地
- スコットランド・ダンバードン
- グループ名
- 旧グループ名=トーキング・ヘッズ〈Talking Heads〉
- 学歴
- ハーバード大学(建築),ロードアイランド・デザイン学校,メリーランド美術大学〔1974年〕卒
- 受賞
- アカデミー賞音楽賞(第60回)〔1988年〕「ラストエンペラー」,ゴールデン・グローブ賞最優秀作曲賞(第45回)〔1988年〕「ラストエンペラー」
- 経歴
- 1958年7歳で米国メリーランド州ボルティモアに移住。中学時代から、ギター、バイオリン、アコーディオンなどを弾く。ハーバード大学で建築を専攻後、ロードアイランド・デザイン学校在学中からファビュラス・モーテルズに参加し、のちジ・アーティスティックを経て、’75年トーキング・ヘッズを結成し、ボーカル兼ギターを担当。’77年デビューアルバム「サイコ・キラー’77」を発表。当初ニューヨークにおけるパンク・ニューウェーブ・シーンで活躍するが、のちにアフリカ音楽やファンクなどワールド・ミュージックに傾倒、’80年「リメイン・イン・ライト」が世界的に大ヒット。ボーカリスト、フロントマンとしては神経症を髣髴とさせるような特異なライブ・パフォーマンスで知られ、トーキング・ヘッズのコンサート風景を撮ったジョナサン・デミ監督のライブ映画「ストップ・メイキング・センス」(’84年)は全米映画批評家協会優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。また自ら作詞作曲のほか、音楽ビデオのプロデュース、舞台照明、レコードジャケットのデザイン、写真と多彩な才能を発揮し、’86年「トゥルー・ストーリーズ」を自ら脚本・主演・監督で製作。’88年映画「ラストエンペラー」の音楽を坂本龍一らと担当し、アカデミー音楽賞とゴールデン・グローブ最優秀作曲賞を受賞。その後ラテンへの傾倒を深め、’89年ブラジルのバイアー地方の人々を撮ったドキュメンタリー「イレ・アイエ」を監督。さらにワールドミュージック専門のレーベル、ルアカ・バップを立ち上げ、自らのソロアルバム「レイ・モモ」をリリースしたほか、世界各地の音楽の紹介も積極的に行う。’91年バンドのメンバー間の対立が深まり、トーキング・ヘッズを解散。’95年初の写真集「Strange Ritual」を出版。’96年にはマサチューセッツ近代美術館で大規模なインスタレーションDesireを開催。’97年東京・ラフォーレミュージアム原宿でインスタレーション「聖なる儀式」を開催し、同名の写真集も発表。2002年トーキング・ヘッズのロックの殿堂入りに際し、一夜限りの再結成を行なった。2004年ソロアルバム「グロウン・バックワーズ」を発表。他のアルバムに「UH-OH」「ブッシュ・オブ・ゴースツ」「エヴリシング・ザット・ハプンズ・ウィル・ハプン・トゥデイ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報