トゥビン

百科事典マイペディア 「トゥビン」の意味・わかりやすい解説

トゥビン

エストニア出身の作曲家,指揮者。エストニア第2の都市ドルパート(タルトゥ)で音楽を学ぶ。1938年ブダペストでバルトーク,コダイと面識を得,自国の民俗音楽への関心を深めた。1944年,ソ連とドイツの圧政にさらされた故国を逃れスウェーデンに亡命。1961年同国の市民権を得るが,不遇のままストックホルムで死去。作品の中心をなす10曲の交響曲(1934年−1973年)には後期ロマン派から無調的語法(無調音楽)への推移が映し出され,高度にポリフォニックな陰影の深い音楽が展開されている。ほかに管弦楽曲,協奏曲,室内楽,オペラなど。生前は母国内にとどまったその名声は,指揮者N.ヤルビ〔1937-〕らの演奏活動により死後ようやく国境を越えた。→交響曲

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