普及版 字通 の解説

15画
[字訓] いなびかり・かまびすしい・はやい
[説文解字]

[字形] 形声
声符は言。言は
(とう)の省文。〔説文〕十一下に「
、
電の皃なり」(段注本)とあり、雷鳴と電光とともに発するさまをいう。また「一に曰く、衆言なり」というのは、
・
(しよう)の義である。[訓義]
1. いなびかり、雷鳴、雷のとどろき。
2. かまびすしい、やまかしい、多言。
3. はやい。
[古辞書の訓]
〔
立〕
アレタリ 〔字鏡集〕
アメノオト[語系]
・
tjiapは同声。
(しよう)は〔説文〕三上に「气を失ひて言ふなり。一に曰く、言止まざるなり」とあり、ともに
の省声の字であろう。
は「疾(はや)く言ふなり」と訓する字。
njiapは声義近く、「多言なり」と訓する。みな同系の語である。[熟語]

▶・
然▶・
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爾▶・
▶[下接語]


出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

