トニーレビン(その他表記)Tony Levin

現代外国人名録2016 「トニーレビン」の解説

トニー レビン
Tony Levin

職業・肩書
ベース奏者,スティック奏者

国籍
米国

生年月日
1946年6月6日

出生地
マサチューセッツ州ボストン

グループ名
グループ名=キング・クリムゾン〈King Crimson〉

経歴
10歳の時にアップライト・ベースを始める。当初はクラシック音楽を演奏し、青年オーケストラの一員として当時のケネディ米国大統領夫妻の前でも演奏したことがあるという。イーストマン音楽学校時代にはロチェスター交響楽団に所属したが、友人のスティーブ・ガッドの影響からロックやジャズにも開眼。1970年ニューヨークに移り、’70年代後半からはセッション・ミュージシャンとして活躍し、ジョン・レノン、ピーター・ガブリエル、ルー・リード、ポール・サイモン、アリス・クーパー、アル・ディ・メオラ、ジェームズ・テイラー、テリー・ボジオなどジャンルや国籍を問わぬ多彩なミュージシャンと仕事をし、ジョー山中野口五郎、大貫妙子、SMAPら日本人アーティストのアルバムやツアーに参加した。’81年ピーター・ガブリエルのアルバムで共演した縁から、ロバート・フリップ率いるキングクリムゾンの再結成メンバーに選ばれ、’84年から約10年の活動休止期間をはさみ、’94年の再々結成後も引き続きベーシストとして参加。’95年世界各地でレコーディングした初のソロアルバム「ワールド・ダイアリー」を発表。2000年から一時期スケジュールの都合によりキング・クリムゾンから離れたが、同バンドのベーシストであるトレイ・ガンの脱退により、再びバンドに復帰人差し指中指の先につけた棒で弦を叩くように演奏するベース奏法、ファンク・フィンガーズ奏法の考案者・使い手として知られ、プログレッシブ・ロック及びハード・ロック界きっての技巧派として名高い。またチャップマン・スティックと呼ばれるベースとギター音域を兼ねた弦楽器の数少ない奏者としても著名で、2007年チャップマン・スティックの多重録音アルバム「スティック・マン」をリリース。他のソロアルバムに「ウォーター・オブ・エデン」「ピーセス・オブ・ザ・サン」「ダブル・エスプレッソ」などがある。来日多数。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「トニーレビン」の解説

トニー レビン
Tony Levin


1946.6.6 -
米国のジャズ奏者。
マサチューセッツ州ボストン生まれ。
ロチェスター・シンフォニーのコントラバス奏者として活躍後、1971年にゲイリー・バートン・グループに参加、同年来日。’72年チャック・マンジョーネ・グループに加わり演奏し、ニューヨークでスタジオ・ミュージシャンとして多彩な活動を行う。再編されたキング・クリムゾンのベーシストとして一挙にスーパー・スターとなる。代表作は「ラブ・プレイ/マイク・マイニエリ」「ディシプリン/キング・クリムゾン」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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