トラピスト修道院(読み)とらぴすとしゆうどういん

日本歴史地名大系 「トラピスト修道院」の解説

トラピスト修道院
とらぴすとしゆうどういん

[現在地名]上磯郡上磯町字三ッ石

渡島当別おしまとうべつ駅の北西方、牧草地を一直線に延びるポプラ並木を見下ろす高台にある男子修道院。正式名称は厳律シトー会灯台の聖母トラピスト大修道院。トラピストとはローマカトリック教会内部の観想修道会の一つで、厳律シトー修道会の修道士のことをいう。厳律シトー修道会は「祈祷と労働をもって直接神に奉仕し、自己の成聖と社会の幸福」を目的とする。

明治二九年(一八九六)フランス人五名、オランダ人二名、カナダ人とイタリア人各一名の修道者によって発足。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内のトラピスト修道院の言及

【上磯[町]】より

…函館に隣接する七重浜地区,久根別地区はベッドタウン化している。南部の当別には1896年創立の日本唯一の男子トラピスト修道院(正式名は厳律シトー修道会灯台の聖母大修道院)があり,ゴシック様式,赤レンガ造の本館は1908年に建てられた。【奥平 忠志】。…

※「トラピスト修道院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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