日本大百科全書(ニッポニカ) 「トランスバール炭田」の意味・わかりやすい解説 トランスバール炭田とらんすばーるたんでんTransvaal Coal Fields 南アフリカ共和国、トランスバール州中央部にある炭田。ヨハネスバーグを中心として、南西と南東方へ弓形をなして広がっている。面積約4万平方キロメートル。夾炭(きょうたん)層は下部ペルム紀(二畳紀)に属する。石炭はほとんど非粘結炭であるが、一部粘結炭を、また南部ナタール炭田では無煙炭を産する。南アフリカ共和国の可採埋蔵炭量は約553億トンで、年生産量は無煙炭約160万トン、瀝青(れきせい)炭約2億2000万トン(2000)である。[木下重教・樋口澄志][参照項目] | 夾炭層 | 石炭 | 炭田 | トランスバール | ペルム紀 | 無煙炭 | ヨハネスバーグ | 瀝青炭 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「トランスバール炭田」の意味・わかりやすい解説 トランスバール炭田 (トランスバールたんでん)Transvaal 南アフリカ共和国トランスバール州のウォーターベルグ,スプリングス,ウィットバンク,エルメロ炭田等の総称。夾炭層は二畳紀に介在し,可採炭層数は3~5枚,炭厚は1~5mで一般に伏在深度が浅く傾斜も緩い。炭質は原料炭,一般炭で,埋蔵量は約370億tといわれている。執筆者:大橋 脩作 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by