すべて 

トリール大聖堂(読み)トリールダイセイドウ(その他表記)Trierer Dom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリール大聖堂」の意味・わかりやすい解説

トリール大聖堂
トリールだいせいどう
Trierer Dom

ドイツ西部,ルクセンブルクおよびフランスとの国境近くの都市トリールにある大聖堂。この地に 10年間滞在したコンスタンチヌス1世によって再興され「北のローマ」と呼ばれるほど繁栄したトリールには,ローマ帝国時代の建造物群が数多く残っているが,この大聖堂も皇帝の命で建てられた。トリール滞在時,母親の居住していた宮殿跡に双棟聖堂を建設。北棟を大聖堂,南棟を教区聖堂としたが,11~12世紀に増改築がなされ東西二重内陣式となった。さらに 13世紀に建て替えられて南棟はリープフラウエン聖堂 (聖母聖堂) となり,初期ゴシック建築の傑作といわれる。 1986年ローマ時代の建物群,リープフラウエン聖堂とともに世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む