どっぷり

精選版 日本国語大辞典 「どっぷり」の意味・読み・例文・類語

どっぷり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 液体十分に含ませるさま、湯水などに十分に浸るさまなどを表わす語。ある環境にすっかりはまりこむさまにもいう。
落語・京阪見物(1894)〈三代目春風亭柳枝〉「良(やや)あって江戸っ子は墨をドップリ附けて其紙の隅から隅まで悉皆(すっかり)塗抹(ぬっ)て仕舞ました」
※がらくた博物館(1975)〈大庭みな子〉よろず修繕屋の妻「日常的な俗悪さの中にどっぷりつかって暮しているのに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「どっぷり」の意味・読み・例文・類語

どっぷり

[副]
十分に液体をふくませるさま。また、湯などによくつかるさま。「墨をどっぷり(と)つける」「肩までどっぷり(と)つかる」
ある環境にすっかりはまっているさま。「悪の道にどっぷり(と)つかる」
[類語]とっぷり十分十二分丸ごとすっぽりすぽっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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