ドナウウェルト(その他表記)Donauwörth

デジタル大辞泉 「ドナウウェルト」の意味・読み・例文・類語

ドナウウェルト(Donauwörth)

ドイツ南西部、バイエルン州の都市。ドナウ川と支流ウェルニッツ川の合流地点に位置し、中世より河川交通要衝として発展。16世紀にアウグスブルクの豪商フッガー家迎賓館として建てたフッガーハウス、スタッコ装飾が施されたバロック様式の聖十字架教会などの歴史的建造物があるほか、色とりどりの建物が並ぶライヒス通りが有名。ロマンチック街道沿いの都市の一。ドナウベルト。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドナウウェルト」の意味・わかりやすい解説

ドナウウェルト
Donauwörth

ドイツ南東部,バイエルン州の都市。ドナウ川左岸,ウェルニッツ川の合流点付近に位置し,アウクスブルク-ニュルンベルク間の古くからの巡礼街道および塩,鉄,ワインの通商路にある。 1119年ホーエンシュタウフェン家の所有となったが,1301~1607年は帝国直轄都市。 15世紀に囲壁が築かれ,ドナウ川の橋頭堡として軍事上重要な位置を占めた。教区聖堂 (1444~67) ,市庁舎 (一部は 1236頃) や商館フッガーハウス (1539~44) をはじめ,古い建物が多い。印刷,車両製造,機械などの工業が行われる。人口約1万。

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