ドイツ南部、バイエルン州のウュルツブルクからアウクスブルクを経て、アルプスの北麓(ほくろく)フュッセンに至る観光道路。全長約350キロメートル。沿道にはほかにローテンブルク、フォイヒトバンゲン、ディンケルスビュール、ネルトリンゲン、ドナウベルト、ランツベルクなどの歴史的都市が連なる。またバイカースハイムの宮殿、リーメンシュナイダー作の祭壇のあるグレーグリンゲンのヘルゴッツ教会、16世紀の豪商フッガーの屋敷、ツィンマーマン作のビース教会、ノイシュバーンシュタイン城やホーエンシュバーンガウ城などの名所が点在する。そのため観光地化し、1950年ごろからロマンチック街道とよばれるようになった。この街道は中世から近代初期にかけてイタリアとドイツを結ぶ通商路となり、アウクスブルクなどの都市が栄えた。その後たび重なる戦争や通商路の変遷などにより衰退し、近代には田園地帯の地方中心地となった。それだけに各都市には昔ながらの広場、囲壁、市門、教会や家並みが維持され、かつての都市文化や市民の生活様式をうかがうことができる。
[石井英也]
ロマンチック街道には、さまざまな歴史的建造物が点在する。フュッセン近郊のシュタインガーデンに建てられたビースの教会は1983年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「ウィースの巡礼教会」として世界遺産の文化遺産に登録された(世界文化遺産)。
[編集部]
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