ナショナルトレーニングセンター(読み)なしょなるとれーにんぐせんたー

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ナショナルトレーニングセンター
なしょなるとれーにんぐせんたー

東京都北区にある日本のトップレベル競技者用強化施設。NTC(National Training Centerの略)ともいう。2008年(平成20)4月設置。国家レベルの強化活動拠点としては日本初。管理・運営は独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が、施設の主体的運用は財団法人日本オリンピック委員会JOC)が行う。地上3階、地下1階、延べ床面積約2万9000平方メートルの屋内に、1000畳敷きの柔道場(試合場6面)、バスケットハンドボールの専用コート(各2面ずつ)、男・女体操種目のすべてを同時に行うことが可能な練習場など10競技の専用練習場、プールなどがある。また屋外に屋根つきの400メートルトラック、各種陸上競技トレーニング施設のほか、屋内テニスコート、448人収容の宿泊施設、大浴場、食堂、研修室などを有する。

 同センターの開所により、競技者が同一拠点で継続的かつ集中的にトレーニングすることで、国際競技力の総合的な向上を図ることが可能となり、また、隣接する国立スポーツ科学センタースポーツ医学、科学・情報サポート活用で、質の高いトレーニングを実施することができるようになった。所在地は東京都北区西が丘3-15-1。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ナショナル・トレーニング・センター
National Training Center

主として国際級選手の強化のために国が設立する中枢的スポーツ施設のこと。スポーツ先進国ではほとんど完備されている。日本では,2001年4月東京都北区に国立スポーツ科学センターが発足,10月オープンし,トップレベル選手への医科学的なサポートが本格的に始まった。

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