ナフトール染料(読み)ナフトールセンリョウ

デジタル大辞泉 「ナフトール染料」の意味・読み・例文・類語

ナフトール‐せんりょう〔‐センレウ〕【ナフトール染料】

水に溶けない性質をもつアゾ染料ナフトール溶液で下漬けしてから乾燥し、これをジアゾ化合物水溶液に浸して発色させる。木綿レーヨンなどの染色に用いる。アゾイック染料イングレイン染料顕色染料

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナフトール染料」の意味・わかりやすい解説

ナフトール染料
ナフトールせんりょう
naphthol dye

不溶性アゾ染料 (アゾイック染料) 。木綿用の堅牢な染料で,初期にナフトール (下漬剤) とジアゾニウム塩 (顕色剤) のカップリングで製造したものが多く使われたが,その後,多数のナフトール誘導体が利用されるようになり,下漬剤として 30種以上,顕色剤として 60種以上が実用化され,これらの組合せで色相も広範囲にわたる。おもにセルロース繊維の浸染捺染に利用され,染色法の改良により合成繊維にも用いられている。

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改訂新版 世界大百科事典 「ナフトール染料」の意味・わかりやすい解説

ナフトール染料 (ナフトールせんりょう)

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百科事典マイペディア 「ナフトール染料」の意味・わかりやすい解説

ナフトール染料【ナフトールせんりょう】

アゾイック染料

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナフトール染料」の意味・わかりやすい解説

ナフトール染料
なふとーるせんりょう

アゾイック染料

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世界大百科事典(旧版)内のナフトール染料の言及

【アゾイック染料】より

…水溶性基をもたないカップリング成分(下漬剤)とジアゾ成分(顕色剤)とを繊維上でカップリングさせて不溶性アゾ染料をつくることにより染色の目的を達する染料で,ナフトール染料naphthol dyeともいわれる。主としてセルロース系の染色に使用される。…

※「ナフトール染料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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