ナルド・ディ・チオーネ(英語表記)Nardo di Cione

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナルド・ディ・チオーネ」の意味・わかりやすい解説

ナルド・ディ・チオーネ
Nardo di Cione

[生]1320頃
[没]1365頃.フィレンツェ
イタリアの画家。フィレンツェで兄 A.オルカーニャ工房を共有し,シエナ派ピサの F.トライーニ影響を強く残す,細部写実に腐心した擬古的な作品を描いた。フィレンツェのサンタ・マリア・ノベラ聖堂ストロッツィ家礼拝堂の壁画最後審判』『天国』と『地獄』 (1357頃) などが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android