ニューセメント(その他表記)new cement

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューセメント」の意味・わかりやすい解説

ニューセメント
new cement

現在広く使用されているセメントポルトランドセメントであるが,さらに改良を加え,品質の向上を図る新しいセメントの研究が進められている。アクリル樹脂セルロースなどのポリマーを加えたセメントは水中の作業でも強度が下がらないことから,海岸沿いの軟弱地盤や海洋建築物などに使用され,また炭化ケイ素繊維で補強したコンクリート比重が小さく強度があり,クギやかんなを用いることができる。さらに鋳造用の型にセメントを用いると,コストの低減,ゆがみの抑制などの利点から多品種少量生産などに活用されようとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む