ノバソファラ(その他表記)Nova Sofala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノバソファラ」の意味・わかりやすい解説

ノバソファラ
Nova Sofala

旧称ソファラ。モザンビーク中東部,インド洋にのぞむ港町ベイラの南南西約 50kmに位置。ソファラは 11世紀以来アラブ国家の首都で,ジンバブエ遺跡を残した王国の金の輸出港として知られた。 1502年にバスコ・ダ・ガマがインドからの帰路に寄港し,ソロモン王の求めた古代の産金地オフィールに擬し,シバの女王の都と考えた。 J.ミルトンの『失楽園』にも登場する。 05年にポルトガル占領。港は土砂堆積とベイラ港の建設 (1891) により衰微。現在は砂糖,コプラなどを積出す。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android