20世紀西洋人名事典 の解説
ハインリッヒ・オットー ウィーラント
Heinrich Otto Wieland
1877.6.4 - 1957.8.5
ドイツの有機化学者。
元・ミュンヘン大学教授。
プフォーツハイム生まれ。
ミュンヘン大学、ベルリン大学などで学び、ミュンヘン大学のティーレに師事し博士号を1901年に取得した。’12年に胆汁酸の研究を始め、新たに発見した3種の酸がステロイドである事を示し、この業績に対しノーベル化学賞を与えられたが、この化学式は’32年に修正された。その後生物酸化の研究に着手し、酸化派基本的には接触脱水素であると提案した。ミュンヘン工科大学、フライブルク大学を経て’24年よりミュンヘン大学教授に就任し、’50年に引退している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報