ハコヤナギ(読み)ハコヤナギ(その他表記)Populus sieboldi

最新 地学事典 「ハコヤナギ」の解説

ハコヤナギ

学◆Populus

ヤナギ科の一属。現生種約40種。分布は主に北半球温帯地方。落葉高木。葉は一般に長柄,卵~楕円形,ときに三角形。全縁または鋸歯縁。鋸歯の先端に腺点がある。白亜紀後期以降。日本の主な化石P. aizuana・P. balsamoides。いわゆるポプラPoplar)はハコヤナギ属の植物の総称として用いられる。日本にはドロノキP. maximowiczii)・ヤマナラシP. sieboldii)が現生。また日本ではセイヨウハコヤナギP. nigra var. italica)・カロリナポプラ(P. angulata)が植栽されていることが多い。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 尾上

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハコヤナギ」の意味・わかりやすい解説

ハコヤナギ(箱柳)
ハコヤナギ
Populus sieboldi

ヤナギ科の落葉高木で,ヤマナラシともいい,山地に自生する。互生する葉は長柄をもつ広卵形で先端は鋭くとがり,葉質は薄い革質で波状の鋸歯をもつ。上面は深緑色で光沢があり,下面は白色に近く,若葉のときには葉柄とともに絹毛を密に生じる。葉身と葉柄の接するところに蜜腺がある。葉柄は左右から押しつぶされ扁平,このため風で葉が左右に揺れ,隣接の葉にぶつかって音を立てる。「山鳴らし」の名はこれに基づく。早春,葉の出る前に赤褐色の尾状の花穂をつける。雌雄異株で,雄花穂は雌花穂の約半分ほど。材は軽くて軟質で割れやすく,包装用の木箱に用いられるのをはじめ,マッチの軸木,経木,パルプの原料にもされる。また,多数を並べて植え防風林とする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

冬に 4日間暖かい日が続くと 3日間寒い日が続き,また暖かい日が訪れるというように,7日の周期で寒暖が繰り返されることをいう。朝鮮半島や中国北東部の冬に典型的な気象現象で,日本でもみられる。冬のシベリ...

三寒四温の用語解説を読む