ハッブルディープフィールド(その他表記)Hubble Deep Field

デジタル大辞泉 の解説

ハッブル‐ディープ‐フィールド(Hubble Deep Field)

1995年にハッブル宇宙望遠鏡で行われた遠方銀河観測。また同観測で得られた深宇宙の画像。おおぐま座のごく狭い領域を10日間にわたって観測することで、極めて遠方の暗い銀河が撮影されており、銀河の分布進化に関する多くの知見が得られた。その後、南天きょしちょう座一角を撮影したハッブルディープフィールドサウスや、ろ座の一角を多波長で撮影したエクストリームディープフィールドなどの観測が行われた。HDF

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知恵蔵 の解説

ハッブル・ディープ・フィールド

1995年に行われたハッブル宇宙望遠鏡による最初の深宇宙探査。北天と南天に選んだ約5.3平方分角の天域を可視光帯で観測し、約28〜29等級の銀河の検出成功。両天域でそれぞれ2000個以上の天体が見つかった。赤方偏移5以上の銀河の研究に道を開き、さらに銀河の形態や光度進化の研究に大きな貢献をした。

(谷口義明 愛媛大学宇宙進化研究センターセンター長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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