巨嘴鳥座(読み)キョシチョウザ(その他表記)Tucana

デジタル大辞泉 「巨嘴鳥座」の意味・読み・例文・類語

きょしちょう‐ざ〔キヨシテウ‐〕【巨×嘴鳥座】

南天の小星座小マゼラン雲がある。日本からは見えない。学名ラテンTucana

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改訂新版 世界大百科事典 「巨嘴鳥座」の意味・わかりやすい解説

きょしちょう(巨嘴鳥)座 (きょしちょうざ)
Tucana

略号はTuc。天の南極付近にある小星座。1603年にJ.バイヤーの星図に,他の南方の動物の星座とともに初めて現れたもので,巨嘴鳥は南アメリカ原産のオオハシトゥーカン)である。この星座は日本では見えない。α星は2.9等,スペクトル型K5,140光年の距離にある。この星座には,銀河系伴銀河の一つ小マゼラン銀河がある。ほかに球状星団NGC104,NGC362がある。概略位置は赤経23h45m,赤緯-68°。午後8時の南中は11月中旬である。
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百科事典マイペディア 「巨嘴鳥座」の意味・わかりやすい解説

きょしちょう(巨嘴鳥)座【きょしちょうざ】

南半球の星座。日本からは見えない。小マゼラン銀河が存在する。

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