硬骨魚綱スズキ目メバル科に属する海水魚。山口県以北の日本海、千葉県以北の太平洋、朝鮮半島東岸、オホーツク海に分布する。メバル、ソイの仲間のなかでは体がもっとも細長い。背びれに14本の棘(とげ)がある。体は淡黄赤色で、4本の不明瞭(ふめいりょう)な淡灰色の横帯がある。水深100~300メートルの海底付近に生息し、おもに小形の甲殻類を食べる。体長25センチメートルぐらいになる。仔魚(しぎょ)を産む卵胎生魚。刺網、底引網で多量に漁獲される。煮つけ、塩焼きにする。
[尼岡邦夫]
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...