ハドリアヌス長城(読み)ハドリアヌスちょうじょう(英語表記)Limes Hadrianus; Hadrian's Wall

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハドリアヌス長城」の意味・わかりやすい解説

ハドリアヌス長城
ハドリアヌスちょうじょう
Limes Hadrianus; Hadrian's Wall

ローマ皇帝ハドリアヌスが 122~126年に建設した帝国北辺を固める城壁。かなりの部分遺跡として現存ブリタニア (現イングランド) 北部,タイン河口からソルウェイ湾頭までで,全長約 117km。高さ平均6~7m,ところどころに警備兵の砦があった。のち 142年さらに北にアントニヌス長城ができたが,蛮族侵入が続き,ついに 400年までには放棄された。 1987年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android