日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハマニンドウ」の意味・わかりやすい解説 ハマニンドウはまにんどう / 浜忍冬[学] Lonicera affinis Hook. et Arn. スイカズラ科(APG分類:スイカズラ科)の常緑藤本(とうほん)(つる植物)。全体にほとんど毛はない。5~7月、短い柄の先に花を2個ずつ開き、多数集まって房をつくる。花冠は二唇形で基部に蜜腺(みつせん)があり、初め白色、のちに黄色を帯びる。子房は下位で3室。果実は球形で、黒色に熟す。海岸近くの林縁に生え、中国地方西部、四国西部、九州、沖縄に分布する。名は、海岸に生える忍冬(スイカズラ)の意味である。[福岡誠行 2021年12月14日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例