ハメーンリンナ(その他表記)Hämeenlinna

デジタル大辞泉 「ハメーンリンナ」の意味・読み・例文・類語

ハメーンリンナ(Hämeenlinna)

フィンランド南部、湖水地方都市。13世紀に建てられたハメ城アウランコ自然公園が有名。タンペレまで続く湖沼地帯の観光航路の拠点として知られる。作曲家シベリウス生地で、記念館がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「ハメーンリンナ」の意味・わかりやすい解説

ハメーンリンナ
Hämeenlinna

フィンランド南東部の都市。人口4万8414(2007)。市名は〈ハメ地方の城〉の意で,1260年代に始められた築城とともに開け始め,1639年市になった。バナヤベシ湖に美しい姿を落とすその城の建築様式は,バルト地方の城と共通点をもち,他の北欧諸国にはその例を見ない。作曲家シベリウスが生まれた町で,現在その生家博物館になっている。タンペレとの間に水上バスが通うなど,水上陸上交通要所でもある。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハメーンリンナ」の意味・わかりやすい解説

ハメーンリンナ
はめーんりんな
Hämeenlinna

フィンランド南部、湖水地方の南西端に位置するハメ地方の行政中心都市。スウェーデン語名タバステヒュースTavastehus。人口4万6352(2001)。13世紀のハメ城を中心に発達し、1638年都市の特許状を得た。現在はヘルシンキとタンペレの二大都市のほぼ中間にあるために発展していない。城のほか、シベリウス記念館、美術館、古い木造民家などがあり、バナヤ湖からタンペレに通ずる観光ルートの基点となっている。繊維工業がある。

[塚田秀雄]

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