ハンドヘルドコンピュータ(読み)はんどへるどこんぴゅーた(その他表記)handheld computer

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ハンドヘルドコンピュータ
はんどへるどこんぴゅーた
handheld computer

電卓よりは大きく、デスクトップ型のコンピュータよりは小さいパーソナルコンピュータをさす。このタイプのコンピュータが広く普及するにつれて、現在ではA4判程度の大きさの液晶表示装置を備えたものをラップトップ型あるいはノート型パソコンとよぶ。これよりさらに小型のものはサブノート型などとよぶが、それより小さいPDA(携帯情報端末)をさす場合が多い。表示画面の大きさや電源容量制約があることのほかは、機能的には他のコンピュータとほとんどかわらなくなっている。

[大野義夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ハンドヘルドコンピュータ
handheld computer

手で持ち運べる小型のコンピュータの意。今日ではほとんど使われない。現在のノート型コンピュータ (ノートパソコン) につながるが,1980年代初期には小型化を優先したため,機能的に十分でない,表示画面が小さすぎる,などの理由からさして普及しなかった。 1986年頃,同程度の大きさでこれらの欠点を克服した製品が発売され,それまでのデスクトップコンピュータに対応してラップトップコンピュータ (ラップトップパソコン) の名称で出されたが,まだ自由に持ち歩けるほどの大きさではなかった。 1990年代になってようやく小型でもデスクトップと比肩できる性能,液晶を使った大画面などが実現され,さらにノートパソコンという名称になった。

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