ハーゲン通信制大学(読み)ハーゲンつうしんせいだいがく

大学事典 「ハーゲン通信制大学」の解説

ハーゲン通信制大学[ドイツ]
ハーゲンつうしんせいだいがく

ドイツ公立通信制総合大学(ドイツ)。1970年代に問題となっていた学生増を背景に,各高等教育機関の負担軽減を図るとともに,大学レベルのさまざまな生涯学習や働きながらの継続教育に対する当時の社会的なニーズに応えることを目的とする。1974年に当時の学術担当大臣のイニシアティブの下で創設されたドイツで初めての,そして唯一の公立の通信制総合大学である。経済学と数学の2分野に1300人の学生をもってスタートした。現在は文化・社会学部,数学・情報学部,経済学部法学部の4学部に,一般の学士課程修士課程のほか,高度な職業資格を持ちつつも大学入学資格であるアビトゥーアを持たない者を対象としたアカデミー学修や,特定職業集団を対象とした継続教育のコースなどが設けられている。また課程制は採っていないが,博士号の取得に向けた学生の指導および博士号の授与も行っている。学生数は6万8400人(2016/17年冬学期)
著者: 髙谷亜由子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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