デジタル大辞泉 「バウブジフ」の意味・読み・例文・類語 バウブジフ(Wałbrzych) ポーランド南西部の都市。ウロツワフの南西約60キロメートル、チェコとの国境をなすスデティ山脈の北麓に位置する。ボヘミア領、プロシア領、ドイツ領を経て、第二次大戦後にポーランド領となった。シロンスク炭田にあり、シロンスク地方の主要な工業都市に発展。現在は自動車工業が盛んで、日系企業の工場が立地。北郊にクションシュ城がある。ワウブジフ。ドイツ語名ワルデンブルク。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「バウブジフ」の意味・わかりやすい解説 バウブジフばうぶじふWałbrzych ポーランド南西部、ドルノシロンスク県の都市。人口13万4720(2000)。ブロツワフ南西約70キロメートル、オドラ(オーデル)川支流ビストリツァ川の上流、スデティ山脈北西麓(ろく)に位置し、チェコとの国境も近い。下シロンスク(シュレージエン)地方の工業都市で、ポーランド第二の炭田地帯。火力発電、コークス加工、石炭化学などの重工業を基礎に、鉱山機械、ガラス、繊維、陶磁器を生産する。旧ドイツ領で、ドイツ語名ワルデンブルクWaldenburg。1945年ポーランド領となる。[山本 茂] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例