バオ・ニン(その他表記)Báo Ninh

現代外国人名録2016 「バオ・ニン」の解説

バオ・ニン
Báo Ninh

職業・肩書
作家

国籍
ベトナム

生年月日
1952年10月18日

出生地
ゲアン省

本名
ホアン・アウ・フォン〈Hoàng Âu Phu’o’ng〉

学歴
グエン・ズー文芸学校〔1990年〕卒

受賞
ベトナム作家協会文学賞〔1951年〕「戦争悲しみ」,インデペンデント紙文学賞(海外小説部門優秀作,英国)〔1994年〕「戦争の悲しみ」,日経アジア賞(文化部門,第16回)〔2011年〕

経歴
言語学者の父と小学校教諭の母の間に生まれる。1969年17歳で北ベトナム軍(ベトナム人民軍)に入隊、6年間戦場で過ごし、’75年サイゴン解放作戦に参加。ベトナム戦争終結後、行方不明者の捜索などに従事。同年11月除隊し、首都ハノイに戻る。以後約10年間、職を転々とした後、’86年ハノイ文化大学の付属機関、グエン・ズー文芸学校に入学、本格的に小説家を志す。’89年初の短編集を出版。’90年同校卒業。初の長編小説「戦争の悲しみ」の初稿を書き上げた後、’91年に「愛の行方」と改題して出版。同年のベトナム作家協会賞を受賞。一部の退役軍人や文芸評論家から批判されるが、その後国内でベストセラーになり、ヨーロッパやアジアでも出版され、’94年英国のインデペンデント紙文学賞の海外小説部門優秀作を受賞。邦訳は「戦争の悲しみ」と「愛の戦い彼方へ」の2冊がある。他に短編集「7人のこどとの屋敷」など。ベトナム作家協会で「ベトナム文芸演壇」および「若人文芸」の編集に携わる。好物は日本料理で祖父の代からの親日家。2002年来日。ハノイ在住。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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