ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バチッチア」の意味・わかりやすい解説
バチッチア
Baciccia, Giovanni Battista
[没]1709.4.2. ローマ
イタリアの画家。本名 Gaulli。 L.ボルゾーネの弟子で,1660年頃ローマに出てフレスコ画家および肖像画家として活躍。作風は G.ベルニーニや P.コルトナの様式を発展させたもので,装飾的で錯覚空間表現を実現し,ローマ・バロック絵画を代表した。主要作品はナボナ広場のサンタ・アニエーゼ聖堂のフレスコ画 (1668~71) ,ローマのイル・ジェズ聖堂天井画 (68~83) など。
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