バッキ訴訟事件(読み)バッキそしょうじけん

大学事典 「バッキ訴訟事件」の解説

バッキ訴訟事件
バッキそしょうじけん

1973年と74年の2回,カリフォルニア大学デーヴィス校のメディカル・スクールに出願した白人男性アラン・バッキが入学許可を求めて提訴した事件。マイノリティを対象とした「特別方式」で自分より総合点の低い志願者が合格する一方,自分が人種を理由に「特別方式」から排除されたことは,憲法修正第14条とカリフォルニア州憲法の同趣旨の規定および1964年公民権法のタイトルⅥに違反しているとして入学許可を求め提訴した。1978年6月28日の最高裁判決はバッキの入学を命じ,「特別方式」を人種的割当に相当するとして違法とした部分では州最高裁の判決を支持したが,入学者選抜における人種の考慮を禁じた部分についてはそれを覆して,人種の考慮は憲法違反ではないとの見解を示した。多数派意見を書いたパウエル判事は「多様性の確保」のみが人種の考慮を正当化しうる根拠であるとし,これがその後の大学の入学者選抜におけるアファーマティブ・アクション指針となった。
著者: 中村雅子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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