バラフォン

百科事典マイペディア 「バラフォン」の意味・わかりやすい解説

バラフォン

西アフリカ(ガンビアセネガルマリブルキナファソなど)のマリンケ(マンディンゴ)人が使用する木琴瓢箪の共鳴体をもつ。17から19の音板をもち,アフリカ南部や南東部,中央アメリカにみられるマリンバ(瓢箪の共鳴体付き木琴)に類似。王と官吏に結びついた楽器で,職業音楽家が聴くための音楽として演奏。歌の伴奏にも用いられる。一人の奏者が2本のばちで奏し,両手首にはジングルをひもで結んでおく。バロbaloとも。
→関連項目グリオ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のバラフォンの言及

【ヒョウタン(瓢簞)】より

…ひしゃく形のものは,縦に二つに割って,スプーンやひしゃくとして使う。その空洞は共鳴器として,太鼓やバラフォンbalafon(西アフリカで使われる木琴の一種),弦楽器などに使われる。なんの装飾も加えずに用いられることが多いが,着色をしたり,ビーズ細工を施すこともある。…

※「バラフォン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む