バリキャップ(読み)ばりきゃっぷ(その他表記)Varicap

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バリキャップ」の意味・わかりやすい解説

バリキャップ
ばりきゃっぷ
Varicap

半導体の接合容量を逆方向電圧により可変にした可変容量ダイオードの商品名。バラクターともいうが、これはとくにマイクロ波、ミリ波領域のものをいうことが多い。シリコン結晶を用いた拡散型pn接合ダイオードをガラス封止したものを用いるが、マイクロ波以上の高い周波数ではヒ化ガリウムショットキー障壁ダイオードをセラミック封止して用いる。数ボルトの電圧変化で静電容量が数倍変化し、優れた共振特性が得られるので、VHFUHFのテレビ用チューナー、AMFMのラジオ用チューナーの電子同調部品として広く用いられるほか、パラメトリック増幅周波数逓倍(ていばい)、周波数変調、自動周波数制御などの電子回路に使用される。

[岩田倫典]


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