バークリー台地(読み)バークリーだいち(英語表記)Barkly Tableland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バークリー台地」の意味・わかりやすい解説

バークリー台地
バークリーだいち
Barkly Tableland

オーストラリア,ノーザンテリトリー中央部のニューカッスルウォーターズ付近からクイーンズランド州のカムウィール付近まで,北西南東に約 550kmにわたって広がるきわめて平坦な平原状の台地標高約 300m,面積約 10万 4000km2サバナ気候に属し,ところどころ樹木のみられる草地で,粗放牧牛が行われる。特に広大な放牧地が多く,同国最大の牧場 (面積2万 8000km2) がある。肉牛は 1960年代以降建設,改良された肉牛道路により消費市場やチャネルカントリー地方の肥育地域へ送られる。マウントアイザからダーウィンにいたる幹線道路が通っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バークリー台地」の意味・わかりやすい解説

バークリー台地
ばーくりーだいち
Barkly Tableland

オーストラリア北部、カーペンタリア湾南西に広がる平坦(へいたん)な台地。標高200~300メートル、面積約13万平方キロメートル。肉牛が放牧されている。マウント・アイザからダーウィンに向かう幹線道路が通っている。1861年W・ランズバラが横断し、ビクトリア総督の名にちなんで命名した。

[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android