山川 世界史小辞典 改訂新版 「バーゼル教会会議」の解説
バーゼル教会会議(バーゼルきょうかいかいぎ)
1431年,教皇マルティヌス5世がコンスタンツ教会会議の議事(教会改革)を続行するため召集したが,参会者中に「公会議首位説」を生じ,教皇により散会させられたので,正式の会議とみなされない。38年対立教皇が選ばれ,正統教皇エウゲニウス4世の辞職を求めた。後者はフェッラーラ,48年ローザンヌに移って正式会議を行い,49年対立教皇も屈服した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報