20世紀西洋人名事典 の解説
パウラ モーダーゾーン・ベッカー
Paula Modersohn Becker
1876.2.8 - 1907.11.30
ドイツの画家。
ドレスデン生まれ。
1896〜97年にベルリン女流画家同盟の画学校で学んだ後、1898年からウォルプスウェーデーゾーンの芸術村に住む。1901年、同派の画家であるオットー・モーダーゾーンと結婚する。1900年以降、5度にわたるパリ滞在によって、セザンヌ、ゴーギャンなどの新しい造形思想を摂取し、静物、人物画、風景画に生かす。豊かな表現性を持つ画家で、代表作に「椿の枝をもつ自画像」(’07年)があるが、若くして死去。詩人リルケは彼女のために「鎮魂歌」を書いている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報