パックストン・ボーイズ(その他表記)Paxton Boys

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パックストン・ボーイズ」の意味・わかりやすい解説

パックストン・ボーイズ
Paxton Boys

アメリカ植民地時代末期,1763年 12月にペンシルバニア植民地西部で植民地議会に反抗した農民一団フレンチ・アンド・インディアン戦争中植民地政府がインディアン襲撃に対して農民を保護する策を講じなかったことに憤激したパックストンドネガルの農民は,平和裡に生業に従事していたコネストガ・インディアンを襲撃して 20人を虐殺した。これに対し植民地議会はパックストン・ボーイズの逮捕を命じたが,彼らは逆に武装してフィラデルフィアに向け前進した。 B.フランクリン説得が功を奏して彼らは前進を思いとどまり,代表権の拡大を要求する抗議書を植民地議会に提出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 リン

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android