パラチオン中毒(読み)パラチオンちゅうどく(その他表記)parathion poisoning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パラチオン中毒」の意味・わかりやすい解説

パラチオン中毒
パラチオンちゅうどく
parathion poisoning

農薬として多く使用される有機リンパラチオンの中毒量は,経皮で 500mg,経口で 100mgである。中毒症状としては神経の障害が主で,軽症では嘔吐発汗流涎,中等症では歩行言語,運動の障害が現れる。重症では意識混濁,肺水腫高度縮瞳が生じる。大量のアトロピン人工呼吸酸素吸入,強心剤などによって治療する。

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