ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パリアタ劇」の意味・わかりやすい解説 パリアタ劇パリアタげきfabula palliata ローマの喜劇の一種。「ギリシア装束劇」。俳優がパリュームを着て登場することから名づけられたもので,ギリシア新喜劇を翻案または模倣したもの。リウィウス・アンドロニクスが最初に試みたといわれ,ナエウィウスが発達させ,プラウツスとテレンチウスにいたって頂点に達したが,ツルピリウスの死 (前 103) によって衰退した。なおクレピダタ劇もパリアタ劇の別名ではないかと考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報