ヒギヌス(その他表記)Hyginus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒギヌス」の意味・わかりやすい解説

ヒギヌス
Hyginus

[生]?. ギリシア?
[没]140頃. ローマ
ギリシア出身とされる第9代教皇在位 136頃~140頃)。聖人。ローマへ移る前は,おそらくアテネの哲学者であった。"Liber Pontificalis"では,ヒギヌスが聖職者の支配階級制度(→ヒエラルキア)をつくり上げたとされているが,教皇ホルミスダス(在位 514~523)についても同じ記述がみられる。在位中,ローマでは霊的真実の奥義を信仰する狂信的教団が生まれ始め,のちにこれらはグノーシス派異端とされた。祝日は 1月11日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む