ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒッペル」の意味・わかりやすい解説
ヒッペル
Hippel, Theodor Gottlieb von
[没]1796.4.23. ケーニヒスベルク
ドイツの作家。ケーニヒスベルク大学で学び,1780年同市の市長となる。イギリスの作家 L.スターンの影響を受け,その作風は抒情的で感傷的な要素と哲学的で教訓的,しかもユーモアのある要素とが結び合っている。またカントの友人でもあり,ジャン・パウルや E. T. A.ホフマンにも大きな影響を与えた。喜劇『きちょうめんな男』 Der Mann nach der Uhr (1765) ,自伝的小説『直系三代の経歴』 Lebensläufe nach aufsteigender Linie (4巻,78~81) ,エッセー『結婚について』 Über die Ehe (74) などがある。
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