ヒビノキ遺跡(読み)ひびのきいせき

日本歴史地名大系 「ヒビノキ遺跡」の解説

ヒビノキ遺跡
ひびのきいせき

[現在地名]土佐山田町百石町二丁目

物部ものべ川が山間部から香長かちよう平野に出る谷口西方に広がる洪積台地上、標高五〇―五五メートルの平坦地にある遺跡で、現在は市街地になっているが、もとは水田と畑であった。弥生後期―古墳時代初頭の住居跡群と土壙墓群で、調査は昭和四九年(一九七四)から翌五〇年にかけてなされた。

発見された遺構は弥生後期中葉の竪穴住居(うち一はベッド状遺構をもつ)・土壙墓四基、弥生後期末の竪穴住居七(うち二はベッド状遺構をもつ)環濠、古墳時代初頭の竪穴住居三(うち一はベッド状遺構をもつ)・貯蔵穴二である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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