20世紀西洋人名事典 「ビネ・ヴァルメール」の解説
ビネ・ヴァルメール
Binet-Valmer
1875 - 1940
フランスの小説家。
ジュネーヴ生まれ。
本名Jean Binet de Valmer。
初め医学を修めたが小説家となった。その作品は心理の細密な描写、分析を特色とする。フランスに帰化。処女作は1900年の「石膏のスフィンクス」で、またバルザックにならって10巻の連作「人間と人間たち」を書いた。その代表的なものに「居留民、パリ風俗小説」(’07年)、「リュシアン」(’10年)、「快楽」(’12年)、「熱情」(’14年)、「死ぬ子供」(’21年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報